有精卵や赤い卵ってなぜ高いの?

有精卵とか赤い卵って白い卵に比べると価格的に高いですよね。

これってなぜだろうって思ったことあります?

私は子供の頃ありましたよ。

 ってことで、大人になって卵屋さんの後を継いでからこの辺りのからくりがわかったのでここでその秘密を暴露しちゃいましょう。

 まずは、基礎知識としですね、

 卵の栄養価については有精卵も普通の卵も大差ない、卵の殻の色の違いでも栄養価は大して変わりありませんというのは憶えておいて下さい。

 違いが出るとすれば、あくまでも日頃食べている餌の内容によって栄養価の変化は生じているということです。

 ではなぜ、栄養価はなんら変わらないのにどこに行っても有精卵と書いてある卵や赤い色した卵は普通の卵と比べると価格が高いのでしょう?

 これって不思議に思いませんか?

 この価格の違いはずばり製造コストに秘密があります。

簡単にいえば栄養価はまったくいっしょでも有精卵の卵は一個作るのにとっても手間がかかるのだ。

 だから、最初から高く売らないと商売が成り立たないから値段が高いのねん。

 もちろん、赤い色した卵が白い卵よりも高いのも同じ理由です。赤玉は白玉よりも作るのに明らかにコストが高くつくんです。

 これだけは憶えておいてね!

価格と栄養価は必ずしもマッチしているとは限らないんですよ。

 高いのには訳があります。問題はその訳が買う人にとってプラスになるかどうかってとこっすわ。

 ビジネスが主体で高く販売しているのか、それとも、本当に良いものを作ろうとして高く販売しているのかってところをよく見極めて下さいね。 


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